犬の歯が折れたら|第四前臼歯の破折を歯冠修復で治療した症例

2026.08.17

歯科
犬の歯が折れたら|第四前臼歯の破折を歯冠修復で治療した症例

土浦市・つくば市で歯科治療を行っている、どうぶつ病院シン・ベットです。今回は歯科の症例をご紹介します。

歯科治療をご希望で、10歳のポメラニアンちゃんが来院されました。診察したところ、右上顎の第四前臼歯(上あごの奥にある大きな歯)が破折していました。肉眼では、歯の神経がむき出しになる「露髄」ははっきりとは認められませんでした。

麻酔をかけた状態で歯科用X線検査を行ったところ、歯髄(歯の神経)の壊死や感染を疑う所見はなく、破折した部分も修復象牙質(歯が内部を守るために作る硬い組織)で覆われていると考えられました。

一般に、第四前臼歯の破折は神経が露出しやすく、また目に見える露髄がなくても、象牙質を通して細菌が入り込み、歯髄が感染してしまうことが少なくありません。

今回は感染を疑う所見がなかったため、神経を取り除く抜髄根管治療は行わず、欠けた部分を補う歯冠修復で対応しました。処置は、破折部の表面を研磨し、リン酸エッチング、ボンディング、レジンによる修復という手順で、定法どおりに実施しました。

歯冠修復前
歯冠修復後

歯冠修復のあとも定期的にチェックを行い、歯髄への感染が起きていないかを確認していきます。もし感染が確認された場合には、抜髄根管治療へ移行します。

歯が折れる・欠ける、口を痛がる、口臭が気になるなど、口腔内のトラブルでお悩みの際は、ぜひ当院までご相談ください。

合わせて、当院茨城どうぶつ歯科をご覧ください。

土浦市・つくば市で歯科治療を行っている どうぶつ病院シン・ベット

石垣