ブラッシングをおすすめします。
毛を舐めとる事でお腹の調子が悪くなる事もあります。
ただし強くやりすぎるとその場所を気にして毛を舐めとるようになってしまう事もあるので注意が必要です。
優しく優しくやりましょう。
FAQ
疑問とご不安にお答えいたします。
病院にお越しの患者さんよりいただくご質問です。カテゴリー別にご質問と回答を掲載しております。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
ウサギ
フィラリア予防(犬、猫)
フェレット
ワクチン(犬、猫)
短頭種わんちゃん
市販のおやつをあげても良いですか?
できればあげないでください。
おいしそうに食べてくれるとは思うのですが、お腹(特に胃)に対しては負担になります。
軟便になったり、食欲が無くなったりするのでたしなむ程度にしましょう。
できることなら止めた方が健康的です。
避妊・去勢手術はした方が良いですか?
当院では避妊・去勢手術をお勧めしています。
生殖器の病気を防ぐだけではなく、性格も穏やかになり飼育しやすくなったり、病院での治療が受けやすくなりますので当院ではお勧めしています。
詳しくは、→ウサギの診療←をご覧ください。
ご飯を食べなくなりました。すぐに病院に行けないが大丈夫ですか?
半日以上の様子見は危険な場合があります。
元々ウサギは病気を隠す生き物です。
調子が悪くなったように見えるのが数時間前でも、実際に調子が悪くなったのはもっと前の可能性もあります。
当院では無用なリスクを避けるため、違和感を感じたらまずご連絡を頂くようにしています。
飼育する上で気を付けた方が良い事はありますか?
特に重要なのは食事と安静にできるケージです。
人間の感覚でドライフルーツなどのお菓子や果物を与えがちですが、チモシー含めた牧草を中心にペレット少々、おやつはごくたまに、位が良いと思います。
また元来いたずら好きなので布をかじったり鉄柵をかじったりし、病気やケガの原因になるので気を付けましょう。
温度や湿度の管理もしっかりしましょう!
予防の時期はいつですか?
5月から12月くらいが目安です。
蚊に刺されてから1か月以内に予防を始めれば問題がないので、蚊を見かけてから1か月以内に予防を開始してください。
開始前には血液検査が必要ですので動物病院を受診してください。
終了時期に関しては蚊を見なくなってから最後の予防を行うとお考えください。
猫も予防した方が良いですか?
猫にも感染する事がありますので予防をお勧めします。
犬に比べると感染の可能性は低いですが、重篤な症状を引き起こす可能性があります。
当院では予防に力を入れています。
詳しくは猫のフィラリア症予防をご参照ください。
外に出さないですが必要ですか?
室内飼育でも感染するリスクがありますので予防は必要です。
外に出さなくても、蚊が屋内に侵入します。
15m程度の高さであれば上昇できる蚊もいますし、エレベーターに乗り込んでくる蚊もいるのでマンションの高層階でも油断はできません。
感染が成立すれば長期間治療が必要な場合もありますので、リスクを考えると予防の徹底が最善かと思われます。
犬の予防薬はどのような種類のものがありますか?
注射や塗布剤、経口薬(チュアブルタイプ含む)などがあります。
当院ではワンちゃんに合わせ様々な種類のフィラリア予防薬を用意しております。
おやつが大好きな子であれば、経口チュアブルタイプ、確実に予防を済ませたい場合は注射による投与、フィラリア予防以外の付加価値の付いた予防薬もあります。
それぞれのメリットをご説明させて頂いたうえで飼い主様にお選びいただいております。
昨年の予防薬が余ってしまいました。使っても大丈夫ですか?
使用する前にご来院、又はお電話にてご相談ください。
予防薬が余ってしまったという事は昨年の予防がしっかり達成できなかったという事になり、症状が無くても感染している可能性があります。
もしフィラリアに感染している子にフィラリア予防薬を与えると強い副作用が出る事があります。
まず血液検査で感染してない事を確認しましょう。その上で、消費期限の来ていない予防薬であれば使用しても構わないと思われます。
猫・フェレットの場合には血液を用いたフィラリア検査は必要ありませんが、使用しても体調に問題がないかの確認は必要です。
(猫は一部の外注検査機関では検査することができます。ご検討ください。)
蚊がいなくなったら予防はやめて良いですか?
蚊がいなくなったのを確認してから最後の投薬が必要です。
フィラリアの薬は効果が1ヵ月持続する薬ではなく、投与した時にだけ効果の出る「駆除薬」です。
薬を飲ませた後に蚊に刺された場合にはフィラリアに感染する可能性がありますので処方通りにしっかりお薬を飲ませてください。
処方された薬を飲みきった後に蚊を見つけた場合には動物病院へご相談ください。
インフルエンザにかかるって本当ですか?
感染が起こる可能性があります。
フェレットがインフルエンザを発症した場合、ご家族からの感染した事例が大半です。
あらかじめ予防する事は難しいのですが、気づいたら早期に病院に相談する事で重症化を防ぐ事はできます。
重症化すると命に関わる事がありますので、呼吸の仕方や食欲が落ちるなど気になる点がありましたらお早めにご相談ください。
普段の生活で気を付ける事はありますか?
ケージの外に出すときは気をつけましょう。
フェレットは好奇心旺盛でいたずらが大好きです。色々なものに興味があり、時にお腹を開けて異物を取り出さなければいけない場合もあります。
ケージの外に出す時は目を離さないようにお願いします。
一緒に寝ても大丈夫ですか?
一緒に寝るのはやめましょう。
就寝する場所に入れる事は好ましくありません。ヒトに悪影響(喘息、感染症など)が出る場合があります。
また物理的に押しつぶしてしまう事もありますのでやめておきましょう。
食事は何を与えたら良いでしょうか?
フェレット専用食を中心に組み立てましょう。
フェレットは肉食動物です。フェレット専用フードで十分な栄養を確保する事ができますので、野菜やヒトの食べ物を与えるのはやめましょう。
おやつをあげるのは時々なら良いですが、チョコレートや消化に時間のかかりそうなものはやめましょう。
臭いを何とかできませんか?
お世話次第で軽減は可能です。
臭腺を除去してあってもやはりフェレットは臭ってしまいます。
ケージ内やトイレの掃除をしっかり行い、フェレットを定期的にシャンプーしてあげる事でかなり臭いを軽減できます。衛生環境を整えてあげましょう。
どうしてワクチンを打つのですか?
感染すると命に関わる病気を防ぐためです。
生後3か月齢を過ぎると母親からの移行免疫のほとんどが失われますので、免疫力を新たに獲得維持する必要があります。
ワクチンを接種する事で感染を回避したり、症状を軽減する事ができます。
1年に1回、ワクチンを打たないとだめですか?
免疫力が充分に高ければ必ずしも必要ありません。
ワクチン接種時に充分な免疫力があれば追加接種は必ずしも必要ではありません。
追加接種する理由は感染症に対する免疫力を維持する為です。
免疫力(ワクチン抗体価)は外部の検査センターに血液を送る事で確認する事ができます。
ワクチン接種の前に抗体価を測定すると良いでしょう。
お気軽にご相談ください。
皮膚の病気の診察と一緒にワクチンを打つことはできますか?
皮膚病治療が終わってからの接種をお勧めします。
接種ができないわけではないのですが、ワクチン接種によって一過性に免疫力が落ち、皮膚病の程度により悪化する場合もあります。
時間に都合がつくのであれば、病気が落ち着いてから接種する事が望ましいです。
狂犬病ワクチンと混合ワクチンを同時に接種する事はできますか?
当院では基本的に行っておりません。
それぞれのワクチンは安全性の高いものですが、同時に打った場合のリスクについて現時点(2021 年)で未確定です。
日本国内のワクチン同時接種において大きな副反応は見られなかったという発表はあります。
但しワクチン接種は本来健康を保つ為に打つものですので、当院としては敢えてリスクを取るような事はあまりお勧めできません。
もし事情により同時接種の必要性がある場合には獣医師までご相談ください。
副作用の起きやすい子はいますか?
特定の犬種ではアレルギー反応が多い印象です。
ミニチュアダックスフントやトイプードルなどは、アレルギー反応が出る子が他の犬種に比べて比較的多い気がします。
一度症状が出た子は次回以降も出る可能性が高いので獣医師との慎重な相談が必要です。
ただし、ワクチン接種直後のアレルギー反応を注意深く確認すれば、命に関わるような重篤な例はほとんどありません。ネコちゃん、フェレットちゃんでは非常に稀です。
妊娠していますが予防接種できますか?
子供が生まれてからワクチンを打ちましょう。
胎児に影響が出る可能性があります。
出産後落ち着いてからの接種をお勧めします。
短頭種ワンちゃんて何ですか?
「短頭種ワンちゃん」は鼻ぺちゃのワンちゃんの事を言います。
代表的な犬種として、フレンチブルドッグ、パグ、ボストンテリア、ブルドッグ、チワワ、キャバリアなどがいます。
なぜ呼吸が苦しくなりやすいのですか?
短頭種は生まれつき、喉や鼻の空気の通り道が狭いからです。
品種改良によって、短頭種は鼻が短くなるように作り出されました。
その結果、鼻と喉の通り道が非常に狭く腫れやすくなってしまいました。
他の犬種(鼻の長い)とは違い、ちょっとした事が呼吸のトラブルに繋がります。気を付けましょう。
呼吸の状態を良くする為に手術を勧められたのですが、必要なのでしょうか?
鼻や喉の通りが悪い子は若いうちに手術を行う事で、良い状態を長持ちさせる事ができます。
形の良くない鼻や喉を持つ子の場合、少しずつ負担が増え悪化していきます。
最初はいびきや睡眠時無呼吸などの症状が現れます。
そして、突然呼吸が出来なくなり死に至ります。
このような事が起きないように、できるだけ若いうちの状況確認が大切です。
悪化の可能性が高ければ手術を考えた方が良いでしょう。
短頭種に詳しい動物病院での診察をお勧めします。
呼吸のトラブルに対して、どのような手術をするのですか?
鼻の穴や喉の空気の通り道を広くする手術が一般的です
空気の通り道を広げる事で楽に呼吸ができるようになります。
劇的に状態が改善する事もありますので、治療の選択肢として考えておくべきでしょう。
当院では手術が必要と判断される時は、出来るだけ若い時期をお勧めしております。
時間が経ち、負担の増した状態での手術は高リスクとなります。
適切なタイミングを選び、経験のある執刀医が手術を行えば、問題になる事はほぼありません。まずはご相談ください。
麻酔が心配です、危険は無いのですか?
短頭種の事、麻酔の事をしっかり分かっていればリスクは低いです。
動物病院でよくお聞きする疑問の1つですね。
一般に短頭種の麻酔リスクは高いと言われていますが、全身状態をしっかりと評価すれば過度に怖がる必要はありません。問題なく、麻酔をかける事が出来ます。
同じような疑問に「高齢」というのもありますが、1歳でもリスクが高い子もいれば、15歳でも低い子もいます。麻酔の目的と状態の把握がとても大事です。
夜、いびきをかいて寝ているけど問題ないですか?
いびきの大きさと回数、睡眠時無呼吸がないか確認しましょう。
短頭種ワンちゃんのいびきや睡眠時無呼吸は、喉の空気の通り道が狭い事で起こっている事があります。
起きている時は元気、変な呼吸はしてないよ!、という場合でも少しずつ回数が増えていたり音が大きくなっていたりする場合には注意が必要です。
短頭種の呼吸トラブルの多くは「進行」します。
今は変な感じがしないと思っていても、早めに動物病院にご相談される事をオススメします。
呼吸のトラブルで、日頃気を付ける事はありますか?
過度に興奮させないようにし、喉が腫れないように冷やすものを用意しましょう。
無理な呼吸をしていると、喉が腫れて熱を持ちます。
そして、その事でさらに喉の通り道が狭くなり、ますます呼吸に無理が出る悪循環に陥ります。
まずは過度に興奮させない事が1番。そして、喉が腫れて苦しくならないように喉を冷やす(腫れを進行させない)方法を考えておくと良いでしょう。
アイスノンなどの保冷剤を使うと良いかもしれません。