土浦市にある動物病院シンベットの院長は現在、どうぶつの総合病院眼科にて、眼科研修を行っております。(2014年から)
眼科の新しい知識を基に日々診療を行っています。白内障や緑内障など、かかりつけの病院で2次(専門)病院を勧められたがなかなか足を運ぶことができない場合など、ぜひご相談ください。

突然目が見えなくなったら

目が見えなくなる理由は様々ですが気付きやすい角膜のトラブルから水晶体や網膜、視神経、脳疾患など多岐にわたります。中には、数日治療が適切に開始されなかったために恒久的に視覚が失われてしまうことがあります。病気によっては、視覚の回復ができるものもありますので眼科の専門病院や眼科の得意な病院の受診をお願いいたします。

眼科疾患について

眼科疾患は皮膚疾患や外傷などと同様、目が赤い・白い(濁っている)、涙が止まらないなど飼い主様が気付きやすい疾患の1つです。一過性の病気もあれば、緑内障や重度の角膜潰瘍等のように緊急に対応しないと失明してしまう病気もあるので注意が必要です。気になる症状がある場合には早めにご相談ください。

いきなり目が見えない

いきなり見えなくなるような場合には、何かしらの症状(白内障、高血圧、全身性疾患)を放置することで起こる場合と、本当に突然見えなくなる場合があります。いずれにせよ、早期の対応で治療が上手くいったり原因が突き止められたりします。目に関しても違和感を感じたら、仮に苦痛を感じているようには見えなくても動物病院の受診をご検討ください。先日、視神経炎の患者さんがいらっしゃいましたが次の日にはご来院頂きすぐに治療を始めることができました。視覚に関しては一度失われると取り戻すことができません。

眼科症例について+記事のご紹介

左右の目の光りかたが違うとのことでご来院されました。今回の子は結論を言うと「ぶどう膜炎」と言われる目の中の病気です。緑内障や白内障などで目が見えなくなってしまいやっかいです。今回の場合は、眼圧を測定したり、散瞳させたりしてようやく病気があることがわかりました。見た目はそんなに変化はありませんでしたので、飼い主さん素晴らしいお仕事です!少しの変調しか症状を表さない場合もありますし、若くて急に症状が出ることもあります。何か違和感ある場合には動物病院へご来院ください。同様の記事がありましたのでもしよろしければ御覧ください。
獣医師が解説!猫の目の異変を知らせるサイン!
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