歯科ブログ

土浦市にある犬猫の歯科ブログ

茨城県土浦市で犬猫の歯科に力を入れているどうぶつ病院シン・ベットで治療を行ったワンちゃん、ネコちゃんの治療の様子をお知らせしています。

当院では、歯科用レントゲンや触診、視診などを駆使して、状態の把握をしっかり行ってから治療を行っています。

犬猫の適切な歯科治療
も合わせてご覧ください。

2019.7.8 ネコの全顎抜歯(犬歯含む)について

猫ちゃんの歯周病の治療は、基本的には外科手術となります。
痛みの強い歯肉炎、歯周病は飲み薬や塗り薬で完全に治すことができないのが現状です。
まず、臼歯の抜歯を行い歯肉炎の軽減をみます。この段階で良くなる子もいます。
良くならない場合には、犬歯を含む全ての歯の抜歯を検討します。

今回手術を行った15歳の猫ちゃんは過去に他の病院にて全臼歯抜歯を行っているのですが、芳しくありません。

当院では歯科用レントゲンを用いて、手術プランを検討します。
今回は、歯肉が赤くなっている原因である犬歯抜歯を念頭に治療を行っていきます。
レントゲン写真に映る歯は吸収病巣が見られており、痛みの原因になっていることが疑われました。
念の為、臼歯に残根がないか確認しましたが、残念ながら見落としがあったようです。
猫ちゃん本人の体調を考慮しつつ、4本の犬歯の抜歯、その後残根の処置と、歯科処置を行いました。

猫ちゃんの臼歯抜歯では残根によって治療が失敗(もしくは経過が良くない)する事があります。
できれば最初の1回目の処置から歯科用レントゲンを持つ病院での処置をおすすめします。

2019.3.18 重度歯周病のワンちゃんの治療

今回のワンちゃんは健康診断の際、獣医師が歯周病を指摘したため抜歯手術となりました。
11歳のダックスさんです。その画像の一部をご紹介します。

飼い主さんは少し臭いなと思ってはいらっしゃったようですが、歯槽骨(顎の骨)が溶けているとは思いもよらなかったようです。
今回の件では、第1後臼歯の根尖深くまで歯槽骨が溶けており重症です。

臭いへの慣れはよくお聞きします。
(一緒にいて)我慢できると思っていても歯周病の悪化が隠れていることがあります。
口臭、出血しやすさ、ご飯の食べにくさ、歯垢の溜まりなどに違和感を感じたら動物病院にご相談下さい。
歯科レントゲン写真
肉眼写真

2018.11.22 ワンちゃんの重度歯周病

ワンちゃんの重度歯周病の症例です。
長年、口臭にお悩みだった飼い主さんに歯周病治療を提案させて頂きました。
肉眼所見から重度の歯周病が疑われ、細菌感染も顕著です。
レントゲン検査では赤丸のように歯槽骨の激しい融解が認められ、歯根も顎ギリギリまで刺さっている事から更なる進行によって額骨折のリスクがあります。
今回の場合は、歯の温存の選択肢は取れませんでした。ほぼ全ての歯が抜歯対象となりました。

施術により、食欲が増し、口臭も無くなりました。
予想できますが、かなり口が痛かったのですね。

まめちゃん、お大事になさってください。
歯科施術前
術中レントゲン所見
歯科施術後

2018.11.21 ワンちゃんの歯の破折

久しぶりの更新となります。すみません。
今日は、ワンちゃんの破折症例のご紹介です。

この子は赤丸で囲った第4前臼歯が割れています。
いつ歯が割れたかがはっきりせず、また露髄(歯の神経が露出しています)しており感染の疑いもあります。

ある程度の期間露髄を放置してしまった場合、抜歯や断髄処置(歯は温存)をする事が一般的です。
今回は管理の手間やリスクなどを飼い主さんと相談させて頂いて抜歯処置+歯科クリーニングを実施しました。

破折は、手で折る事ができない程度の硬いものをかじる事で良く起こります。(骨や軟骨、サイズの合ってないデンタルグッズはダメ!)

破折を疑うような歯の状態を見つけたらできるだけ早く動物病院で診てもらってください。状況によっては補修で歯を温存する事も可能です。

日頃からデンタルケア、デンタルチェックを行いましょう!

お疲れ様でした、けんたちゃん。

歯科処置前
歯科レントゲン画像(右上顎)
歯科処置後

口の痛み、赤みが取れないネコちゃんの歯科治療

今回は、半年にわたって口のトラブルで苦しんでいたネコちゃんの歯科治療を行いました。

経過としましては、
1つ目の病院では麻酔をかけての歯石除去を行いましたが改善が認められませんでした。
また2つ目の病院では長期間痛み止めの薬を服用しましたが明らかな改善が認められませんでした。

当院来院時、口の中の奥の方に強い赤みが認められたことから、強い痛みが疑われました。
今までの治療の経過から、内科治療では乏しいと考え抜歯手術を提案させて頂きました。

抗生物質やインターフェロン製剤、痛み止めなどを使っても改善が乏しい場合には、歯自体に問題があります。
その場合には、臼歯の抜歯、改善が無ければ犬歯の抜歯も必要と言われています。

口腔内の赤み

2018.6.2 17歳のワンちゃんの歯科治療。

今回は17歳のワンちゃんの歯科処置を実施しました。
他の病院で通院中でしたが、「高齢」を理由に歯科治療を断られてしまい当院へ受診されました。

歯の状態は極めて悪く、歯の温存はほぼ不可能と判断されました。
ただ、このまま放置する事で様々な合併症が起こる、もしくは起こっている(口鼻瘻管、顎の骨折、重度感染症など)可能性は高そうです。

問題となる点としては高齢による麻酔リスク(歯の処置は麻酔をかけます)でしたが、明らかに麻酔をかけてはいけない状況(血液検査、レントゲン検査、超音波検査などで確認)ではありませんでした。

飼い主様にしっかりと説明させて頂き、歯科手術によるリスクとメリットを理解頂いた上で手術を行う事となりました。

歯科用レントゲン検査では、どの歯の歯槽骨も融解しており、歯の温存は不可能でした。
骨折などの極めて重大な合併症を回避しつつ、手術を行いました。
術後は口の中の状態の改善の結果か、食べも良くなり飼い主様は満足されています。

17歳は極端ですが、高齢であっても治療のチャンスはあります。
かかりつけ医では難しいと言われた歯科の問題であっても可能性はあると思いますので、ぜひご相談ください。
左側処置前外貌写真
左上顎レントゲン写真
左下顎レントゲン写真
左側処置後外貌写真

6か月齢のワンちゃんの歯科矯正

本日は、ワンちゃんの去勢手術と同時に臍ヘルニア整復と乳歯遺残の抜歯を行いました、どうぶつ病院シン・ベットです。

今回のワンちゃんは6ヵ月齢になっても乳歯が全て抜けず下顎の犬歯が萌出していない為、去勢手術と同時に歯科処置(矯正)を行っています。

なぜ時期に歯の矯正を行うかご存知ですか?
それは、永久歯の矯正ができるのが生後6ヵ月前後までだからです。
これ以降になると永久歯に入ってくる血管が細くなり、永久歯の位置を少しでも変えようとすると場合によっては歯に大きなダメージを与えてしまう事になります。

肉眼画像では乳歯が見られるのみで永久歯犬歯が見つかりません。
歯科用のレントゲン検査では、永久歯の犬歯は存在しているようですので(歯科レントゲン画像参照赤丸部)、乳歯犬歯は抜歯します。
乳歯犬歯は時に、口の中に出ている部分より埋まっている部分の方が長い事があります。これでは、自然には抜けません。

もし、6ヵ月になっても抜けない乳歯がある、永久歯が生えてこないという場合にはぜひ動物病院にて確認矯正を行いましょう!
肉眼画像(永久歯が見えない)
歯科用レントゲン画像(永久歯あり)
抜歯した歯

20180410 ネコちゃんの歯科治療

ネコちゃんの歯も放置すると歯肉炎や歯周病を起こしてしまいます。

この子は犬歯の根尖に感染を起こしてしまい抜歯が必要となってしまいました。充分な洗浄、抗菌処置を行い抜歯後の穴を縫合しました。

犬歯のトラブル

20180330 ワンちゃんの歯科治療

コテツちゃん オス

犬歯周囲の歯肉炎、歯周病治療を目的歯科治療を行いました。

この子の場合は幼少期(生後6ヵ月齢)までに適切な歯の矯正がなされなかったせいで上顎第3切歯と犬歯の位置関係が崩れていて歯石が付きやすくなっていました。

今回は、犬歯の温存が可能と判断し、犬歯の邪魔になっている第3切歯を抜歯しました。

これで犬歯を長持ちさせる事が出来るでしょう。
よかったね、コテツちゃん。
病院住所:茨城県土浦市並木2-17-8

「土浦北IC」や「国道6号」に近い為、かすみがうら市・つくば市からのアクセスも良好です。
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