土浦市にある動物病院では胆のう疾患を内科治療のみでなく手術によるメリットをお話させていただいております。

胆のう手術という選択肢

なぜ勧めるのか?

胆のうは沈黙の臓器と言われている肝臓と同様、ほとんど症状を表しません。
直接見る事もできないため血液検査や超音波検査で状態の判断がされています。
ですが、超音波検査や血液検査では分からないことがあります。
正確に判断するためには腹腔鏡や開腹手術で胆のう、そして周辺臓器(肝臓、膵臓、十二指腸など)をしっかり確認する必要があります。
胆のう疾患は突然悪化します。急変や突然死なども起こりえます。
また、急激な悪化を呈している状態での胆のう手術は術中死亡率は6割を超えると言われています。
内科治療(投薬、食事療法など)では、症状を遅らせることしかできません。
ですので当院では必要であれば積極的に胆のう摘出手術をお勧めしております。

胆のう手術のデメリット

胆のう疾患は、胆のうだけの病気でトラブル(胆泥症、肝障害、嘔吐、腹部痛)が起きている訳ではなく、お腹の中の臓器の慢性経過として起こってきます。画像は摘出した胆のうです。下に胆石が沈んでいます。
ですので仮に手術を行ったとしても術後に内科治療を行わなければいけないケースもあります。